クレープ屋ですが美味しいオムそばも販売しました。
おかげさまで「オムそば」・「焼きそば」は完売でした。
普段の土日祝は埼玉県こども動物自然公園内の「こうのいけ」前でクレープをメインに
販売している当店ですが
10月21日(土)、22日(日)、29日(日)は園内の噴水広場で出店することになりまた。
普段はクレープをメインにしていますが
噴水広場の近くには常設のクレープ屋さんがあるので今回は焼きそば、オムそばをメインに出店してみました。
おかげさまでたくさんのお客様にご来店いただき
特に日曜日は早い時間に完売してしまいました。
完売といえば完売で非常にありがたいことですが
まだまだ、ランチタイムの最中で
せっかく楽しみにしてオムそばや焼きそばを求めて並んでいただいたお客様に
ご提供できなかったことはとても申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
この反省を込めて次回の
28日の土曜日こうのいけ前でも焼きそば、オムそばでリベンジしたいと思います。
そして29日日曜日の噴水広場でもフル稼働できるようにしてまいります。
焼きそば・オムそばの開発プロセスをご紹介します。
埼玉県こども動物自然公園内の噴水広場では
クレープの販売ができないため、違う商品を考えて販売しなければなりません。
かき氷の大きな垂幕はありますが
気温が20℃を下回った場合お客様のニーズに応えられないリスクもあるため
もう一品メインとなる商品を用意しようと思い
色々と考えた末、かき氷以外にも
焼きそば、オムそばをメインにしてサイドメニューでフランクフルト、から揚げ、かき氷で挑みました。
私の専門分野が料理でお惣菜の商品開発なので、簡単な焼きそばでも
ここはしっかりと原材料の選定からレシピ作成という
企画から開発、新商品導入というプロセスをご紹介します。
当店は小規模な個人店なので
①企画(構想)
②原料選定ー試作・味見
③原価計算ー作業工程設計・経時変化の確認
④オペレーションテスト・調整
⑤販売計画の立案
⑥仕入れ・仕込み
⑦販売
という簡単な流れにしています。次は流れに沿って順番に解説していきますね!
①企画ということで
イメージを膨らませどんな焼きそばにしようかを考えます。
ここ1ヵ月くらいは焼きそばのことしか考えられませんでした。笑
道の駅や公園の売店、試作も含めて焼きそばばかり食べていた記憶です。
焼きそばといえば各地に様々な特徴を持たせた焼きそばがあります。
味もソースによって好みも別れますね。
個人的に公園の売店が好きなので味は定番のソース味で、尚且つ付加価値も付けたいので麺は太麺にしました。
お祭り等で肉が入っていないのに高い焼きそばがあるので肉はしっかり入れたいな。と。
②原材料選定では
麺やソースも各地から何種類かを試作して選定しました。
太麺で冷めても美味しい麺を選んで青森から取り寄せました。
③原価計算や作業工程設計・経時変化の確認では
お値打ち感が大切で原材料の高騰で厳しい状況となっていますが場所や相場、付加価値をどのように付けていくかでバランスをとります。
新商品を導入する際は工程の負荷やキッチンカーという限られたスペースでいかに効率よく提供していくか。
当店はワンオペの生産能力の範囲内で
改めて導入する商品があれば廃止する商品を決めていく。すなわち商品改廃計画という考えです。
原価は食材だけでなく作業効率もコストに入ります。
何時間で何個作れるか。売上にも直結するので美味しくても時間ばかりかかってしまっては意味がありません。
時間帯によっては作っておき保温器に入れて保管しておく場合もあるので経時変化の確認もします。
私の場合、極端にチェックします。検証のために冷めても2時間、6時間後に食べても問題ないか。
保温器で保管しても中心温度がしっかり保たれているのかを中心温度計でチックします。
忙しい時は連続で作ることになるので作り立てが提供しやすいですが状況に応じては保温器で保管したものを提供する場合もあります。
④オペレーションテストの意味も込めて
遡ること9月頃
販売する商品は出店場所に合ったものを決めるのですが
「焼きそば」にしようかな。とぼんやりと完成形をイメージしながら
主な材料となるやきそばの麺やソースの選定、レシピ作成、原価計算を行い準備を進めていきます。
味の設計はもちろんのこと価格帯、容器や見栄え、重量、お値打ち感なども含めて考えますが
比較的簡単に作れる「焼きそば」といえども舐めてはいけません。
自分の中での焼きそばのグランドデビューは10月21日、22日の土日ですが
前週の日曜日に焼きそばのプレ販売を行い
オペレーションの確認や備品の確認、販売価格に対する反応などを確認しました。
裏話+そうだ!オムそばにしよう
プレ販売の時はクレープの他に「焼きそば」を販売しましたが
焼きそばもいいけどふわとろな玉子も付けたオムそばも用意して選べるようにと思い
もう一品増えたので同じプロセスで同時に進めていきます。
新たなアイデアと共に用意する食材以外にも道具も変わるので
商品の撮影からポスターの追加修正や懸案事項が出てきたので残りの5日間で諸々仕上げました。
ポスターやのぼり旗、垂幕などの販促物もとても大切なツールなので気を抜けません。
デザインも自分で考えてデータ化してから印刷会社に依頼して最短で届けてもらいました。
キッチンカーはなるべく大きなポスターや垂幕にしないと
存在自体に気付かれないとどんなにお客様が多くても素通りされておしまいです。
特に広大な公園のような場所では風景に同化してしまうと目立たなくなり
お客様の選択肢となる土俵にも上がれません。
同時にお客様のニーズと合致をして満足を得られれば対価をいただくことができて
売上という結果に結びつきます。
お気楽な商売に見えてもこれが厳しい現実です。
⑤販売計画の立案
土曜日、日曜日は何をいくつ売るか、仮設をもとに販売計画を立てます。
昨年の来園者数や売上データも参考にしますが今回は出店場所の違いもあるのでとても難しかったです。
⑥仕入れ・仕込み
麺、野菜、豚肉、玉子、ソース、紅生姜、あおさのり、鰹節、マヨネーズetc。。。
販売計画をもとに食材の発注や仕入れを行います。
⑦販売
そして訪れた当日初日の土曜日。
美味しいとお褒めのお言葉もいただいたり思い通りの営業ができました。
翌日は更にお客様も多くなる予測で倍の量を準備して日曜日を迎えました。
Hedgehog Deli はりねずみ惣菜店 オープン!
いよいよ迎えた行楽日和の日曜日。秋晴れです。
今回は焼きそばを中心にホットスナックなども販売するので
屋号も「Hedgehog Deli」(ヘッジホッグデリ)として
はりねずみ惣菜店 という意味を込めて行いました!
さすが日曜日は
9時半になるとたくさんのお客様も来園されて11時、12時という具合に焼きそば、オムそばもどんどんオーダーが入ります。
オーダーをこなしながら合間にフランクフルトを焼き、焼きそばもフル稼働で作っていきます。
予想以上に気温も上がりかき氷もどんどんオーダーが入ります。。。
もしかしたら氷が足りなくなるかも!という心配も抱きながら
焼きそばの麺も前日の土曜日よりも倍の量を用意してきましたが
13時半過ぎで焼きそばが売り切れてしまいました。
後は、かき氷とフランクなどを売っていくしかありません。
噴水広場というメインエリアの場所で閉園時間まであと3時間はある中
自分の中では売り切れる時間が早すぎるという反省があり「完売」ではなくこれでは「欠品」ということになります。
一般的にPDCAを回せよ。とよくいわれていますが
常に仮設ー実行ー検証の繰り返しです。
今回の反省を活かしながら次回の販売計画の見直しをして
28日の土曜日も焼きそば、オムそばでリベンジしたいと思います。
新たな試みで見えてくるものがありました。
商品開発のプロセス自体は普段の仕事で慣れているので当たり前のように行っていますが
以上のように短期間で通常と違うことを行うことはかなりエネルギーを要します。笑
また販売計画は何年やってもうまくいくときもあれば、外れることもよくあります。
私自身、これが楽しいから続けていけるということもありますね!
キッチンカーは色々試すことができるので
今回は機会があって普段と違うことをやってみましたが
はりねずみ惣菜店(まだ仮名です)という新ブランドも見据えてできたことは大きな収穫でした。
お惣菜は専門分野でもあるのでそのうちに拡大させるかもしれません!
関連情報
クレープの移動販売と雑貨販売のお店 | Crepe&coffee Hedgehog(ヘッジホッグ)
埼玉県エリアを中心に、キッチンカーでモチモチのクレープを移動販売する
【Crepe&coffee Hedgehog】の公式ホームページです。
出店情報の発信だけでなく、マグカップ・トートバッグ・缶バッジなどの当店オリジナルグッズ
店主が自らセレクトしたお気に入りの雑貨なども販売しております。
屋号 | Crepe & coffee Hedgehog( Hedgehog Gallery) |
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住所(固定店舗ではありません) |
〒349-0217 埼玉県白岡市小久喜505-6 |
電話番号 | 070-7492-9985 |
電話受付時間 |
平日9時~23時 定休日:不定休 |
代表者名 | 三島 克明 (ミシマ カツアキ) |
info@czhedgehog.com | |
適格請求書発行事業者登録番号 | T4810431987347 |