クレープの移動販売と雑貨販売のお店 | Crepe&coffee Hedgehog(ヘッジホッグ) 埼玉県エリアを中心に、フレンチバスのようなキッチンカーでモチモチのクレープを移動販売する【Crepe&coffee Hedgehog】の公式ホームページです。出店情報の発信だけでなく、マグカップ・トートバッグ・缶バッジなどの当店オリジナルグッズや、店主が自らセレクトしたお気に入りのアメリカン雑貨なども販売しております。

まわり道をしてたどり着いた、今のかたち

何か特別な意識をしてきたわけではありません。

だけど振り返ると、多くの人とは少し違う選択をしていたようです。

その時々は、自分にとって自然な選択でしたが、あとから「あれが転機だったのかもしれない」と思うことがあります。

 

周りと少し違う道、それでも自然だった選択

過去を振り返ると

高校進学のときは、都会の学校ではなく、あえて田舎の学校を探して選びました。

静かで、自分のペースで過ごせる場所を大切にしたかったのだと思います。

 

↑1988年10月 17歳当時

黒く塗ったりして

ふざけた写真ですが笑

部活のように毎日真面目にスケートボードで遊んでいました。

 

昭和から平成になる頃。

巷ではアイドルグループの影響でローラースケートが流行っていた頃も

私はひとりでスケートボードに夢中でした。

 

↑真ん中が私。

他校のスケーターとセッションしてた日々。

 

当時はもちろんスケートボードで遊ぶ人は周りにはいなく、公園で自然と知り合った同じような他校のスケーターと遊んでいました。

自分のバランスで動く感覚が好きだったのです。

 

高校を卒業して料理の道に進んでからスケートボードも毎日出来なくなるし

仕事に集中したいのできっぱりとやめてしまいました。

 

ホテルやレストランで働きながらも後々私が惹かれていったのはレストランの表舞台ではなく、

暮らしに寄り添う“お惣菜”の世界でした。

 

↑右 95年銀座の「ベル フランス」にて

 

1990年代後半、銀座にあるフレンチレストランで働きながら、ちょっと足りない材料を買いに行ったり、トレンドや季節の先取り情報を得るために休みの日は築地やデパ地下によく行っていました。

 

紅茶で有名なFAUCHONのキッシュや三ッ星レストランのトロワグロのお惣菜などを見て、こうゆう料理のスタイルもいいな。と

「家庭に届く上質さ」の芽がありました。

 

その頃の「惣菜」はまだ料理とはいえ別の世界という見方が主流でした。

でも私は、もしかしたらここに食の発信源があるのではと感じていたのです。

 

 

29歳まで色々なレストランやビストロで働き、「惣菜の仕事がしたい」と言ってレストランを辞めたとき、

その時働いていた店のシェフからは「いままで頑張ってきてもったいない」と言われました。

確かに、そう見えたと思います。

 

でも私は、年齢を重ねてからではなく、今がその方向に舵を切るときだと強く感じていました。

 

自分に合ったスタイルは

将来はレストランのオーナーシェフではなく

デリカ(惣菜)がやりたいのかもな。と感じはじめ、なりたい未来をイメージしながら

2000年、本格的に外食業界から惣菜の世界(中食業界)へと進みました。

 

遠回りだったかもしれないけれど、自分にとっては必要な道

 

惣菜の世界に舵を切り

デパ地下惣菜の商品開発を10年経てその経験を活かし高齢者向けの宅配弁当のシェアNo.1の企業で商品開発をしながら

 

2016年12月にはキッチンカーの事業を立ち上げ、2017年3月4日から営業を始めました。

 

なんでキッチンカーでクレープ?と

当時はまだ少し変わった選択肢でしたが、私にとっては移動販売業界は未知の世界でしたし、

「暮らしの近くで料理を届ける」という形が、自分に合っていたので自然な選択でした。

 

これもまた全くジャンルの違う新しい世界でクレープを売るために

スーパーマーケットの店頭に朝から晩までいる自分やその感覚がとても新鮮だったのをよく覚えています。

 

その後コロナ禍でキッチンカーは流行として広まり、

気がつけば、その少し違う選択が時代と重なっていたのかもしれません。

 

でも私自身は「流行に乗った」と感じたことはなくて、

いつも自分の心地よさを頼りに進んできただけでした。

 

今のHedgehog Backyardも、そんな歩みの延長線上にある場所です。

 

ようやく、自分の店のために、商品開発という技術を使えるようになりました。

長く他人のブランドを支える仕事をしてきましたが、

今やっと、自分の世界を形にできる時間がきた気がしています。

 

バックヤードに立って、はじめて自分のための開発ができていると感じます。

 

決して派手さはありませんが

静かに息ができるような空間を、自分の感覚で整えていくこと。

それが、昔から変わらない私のやり方です。

 

今後もまた、周りとは少し違う選択をするかもしれません。

 

でもそれは、ズラしたいわけではなく、ただ自分にとって自然な道を歩いていきたいだけ。

 

そんな想いを込めて、これからも静かに、発信していきたいと思います。

 

※ この歩みが、Hedgehog Backyardの「余白に寄り添う」というスタイルにつながっています。

→ 『Hedgehog Backyardは、“余白に寄り添う店”を目指しています。』

 

関連情報

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電話受付時間 平日9時~23時
定休日:不定休
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